学校日記

【校内研究授業】北海道の成り立ちとアイヌ文化にふれる

公開日
2025/07/07
更新日
2025/07/07

雄中ブログ(学校のようす)

中学2年生の社会科の授業で「蝦夷地時代と北海道の今をつなぐ歴史と自然」をテーマに、校内研究授業を行いました。教室には、他教科の先生もご参観くださり、生徒たちは少し緊張しながらも、真剣に授業に臨んでいました。


🗾 明治以前の北海道は「蝦夷地」

黒板には「蝦夷地 → 北海道(明治2年)」と書かれ、授業は蝦夷地時代からスタート。当時この地に暮らしていたアイヌ民族と和人との同居した地であることを理解しました。

また、明治元年ごろの古地図には、吉田茂八(モ八)さん、志村鐵一(鉄一)さんといった当時の住民の名が見られ、札幌の豊平川周辺に暮らしていたことが記されています。このような個人名からも、かつてこの地で人々が生活していた姿が想像され、生徒たちにも地域の歴史がより身近に感じられたようです。


❓ クイズで学ぼう!アイヌ語由来の難読地名

次に行ったのは、アイヌ語由来の地名をクイズ形式で学ぶアクティビティ。初級から上級までの3段階で挑戦しました。

•初級:トマコマイ(沼のそば)など

•中級:レプンシリ(沖にあるしま)

•上級:モルエランニ(静かな湾)/ヌプルペッ(濁った川)/オペレペレケプ(皮をはぐ所)

アイヌ語の音の響きや、地形にちなんだ意味の奥深さに、生徒たちは夢中になって取り組んでいました。


🗺️ 地形図にチャレンジ!北海道を描いてみよう

後半は、白地図に北海道の地形を自分たちで書き込む活動。

日本海、オホーツク海、日高山脈、石狩川などを調べながら、丁寧に記入を進めていきました。デジタル資料や教科書を活用しながら、地形の特徴をじっくりと学びました。

💭 「人と自然の関係」を自分の言葉で

北海道の自然と人々との関係をたとえると、どのような表現になりますか?を単元を貫く課題とし生徒たちはノートやタブレットを使って、自分なりの考えを整理し、言葉にしていきます。自然と文化が深くつながる北海道の特徴に気づくことがカギとなりそうです。


📝 まとめ

今回の授業では、北海道の成り立ちやアイヌ文化に親しみながら、地理的知識も深めることができました。

デジタル機器とノートを併用する学習スタイルも定着し、生徒たちは主体的に学びに取り組んでいます。

今後も地域や文化への関心を高める授業づくりを目指していきます。