「表現の違いを感じ取る」〜音楽の授業〜
- 公開日
- 2025/07/04
- 更新日
- 2025/07/04
雄中ブログ(学校のようす)
中学1年生の音楽の授業では、雄中祭の指揮者を決めるために「指揮」についての学習に取り組みました。
音楽の演奏において、指揮者は全体のテンポや表現を導く重要な役割を担っています。今回は、3人の異なる指揮者による演奏映像を見比べ、それぞれの指揮の表現や伝え方の違いを感じ取ることを目的としました。
また、2拍子・3拍子・4拍子といった基本的な拍子の違いを体感しながら、指揮の動きについても学びました。
■授業の様子
教室では大型モニターに映し出された演奏映像を見ながら、各指揮者の指揮の仕方や雰囲気の違いに注目。
一人は厳格な指揮、もう一人はエネルギッシュな指揮、また別の一人は落ち着いた指揮をしており、同じ曲でも印象が大きく変わることに生徒たちは驚いた様子でした。
その後、教員の解説を交えながら、2拍子・3拍子・4拍子の基本的なパターンを練習。手を動かしながら実際の拍の取り方を体験しました。最初はぎこちない動きも見られましたが、次第にリズムをつかみ、指揮者の視点で音楽を感じようとする姿が印象的でした。
■生徒の様子・声
•「同じ曲なのに、指揮者によってこんなに雰囲気が変わるのが面白い」
•「4拍子はまだできるけど、3拍子がちょっと難しかった」
•「自分でも指揮をしてみたいと思った」
映像を見るだけでなく、実際に手を動かして体験することで、音楽に対する関心や理解が一層深まった様子がうかがえました。
■学びの広がり
今回の授業を通して、生徒たちは「ただ演奏する」だけでなく、「指揮によって音楽を導く」という新たな視点を持つことができました。
また、同じ曲でも演出や伝え方によって印象が変わるという芸術の奥深さにも気づくことができました。
今後、雄中祭に向けて指揮者を決定し、さらに実践的な学びへとつなげていきます。
表現の豊かさや他者に伝える力を育むこの活動が、生徒たちの自己表現力の向上にもつながっていくことを期待しています。