学校日記

砂糖水とデンプン水を「ろ過」してみた!〜何が残る?何が通る?〜

公開日
2025/06/17
更新日
2025/06/17

雄中ブログ(学校のようす)

中学1年生の理科の授業で、「ろ過」の実験に取り組みました。
今回のテーマは、『透明な砂糖水と少し白く濁ったデンプン水をろ過してみて、どちらがろ紙を通るのか?』を調べることです。

■実験前:見た目のちがいを観察!
生徒たちはまず、砂糖水とデンプン水の色やとろみを観察し、
「見た目は似てるけど、ちょっと白い方がとろっとしてる?」
「ろ過したら何が残るんだろう?」と、予想を立ててから実験に入りました。

■実験中:ろ紙を通るのはどっち?
班ごとにじょうごとろ紙をセットし、慎重に液体を注いでいきます。
砂糖水はさらさらとろ紙を通過して、下にきれいな液体がたまっていきました。
一方、デンプン水では白い成分がろ紙の上に残る様子が観察され、「おおーっ!」という声が上がりました。

■実験結果とふり返り
実験後、生徒たちは次のように考察をまとめていました。
砂糖は水に完全に溶けているため、水と一緒にろ紙を通過する。
デンプンは水にとけにくく、細かい粒のまま残るため、ろ紙で分けることができた。
この実験を通して、「ろ過」はすべての混ざりものを分けられるわけではないということ、「溶けているもの」と「混ざっているだけのもの」のちがいを体感的に学ぶことができました。
ろ過の仕組みを自分の手で試し、予想と比べながら学んだことで、「理科っておもしろい!」と感じた生徒も多かったようです。
今後もこうした体験型の授業を通じて、科学への興味や観察力・思考力を深めていきたいと思います。