いのちの尊さを学ぶ②~「からだとこころを考える」~
- 公開日
- 2025/07/15
- 更新日
- 2025/07/15
雄中ブログ(学校のようす)
2年生も山並航さんを講師として保健講話を実施しました。思春期の自分の変化を受け止め、将来やいのちについて考える深い学びの時間となりました。
■授業の様子
思春期を「いのちをつなぐ準備の時期」と捉え、体と心の変化について学びました。身体的にはホルモンの影響による成長、心理的にはイライラや不安、自信の芽生えといった心の動きにも触れ、自分自身の変化を前向きに受け止める視点を育てました。
実物大の赤ちゃん人形を使った抱っこ体験では、命の重さと尊さを実感。「命の誕生日は一生で最も危険で、最も幸せな日」という助産師・山並さんの言葉に、生徒たちは深くうなずいていました。
授業ではさらに、「体の性」「心の性」「好きになる性」「社会的な性」といった多様な性の在り方を学び、性と生殖に関する健康と権利(SRHR)についても考えました。「自分の体や生き方を自分で決める権利」があるという視点は、生徒たちの心にしっかりと刻まれました。
グループワークでは、「子どもがほしいかどうか」「いつ」「何人」などをテーマに意見を出し合い、その理由や考え方を共有しました。
最後には、性暴力やSNSの使い方についても確認し、「自分のからだの主体者として、自分の生き方を自分で決めること」が大切であるというメッセージで授業が締めくくられました。
■生徒の様子・声
•「赤ちゃんの重さにびっくりした。いのちってすごいと思った」
•「子どもがいらないって考えてもいいと分かってホッとした」
•「将来について自分で考えることが大事だと思った」
•「いろんな人がいていいんだと感じた」
■学びの広がり
今回の講話を通して、生徒たちはいのちの重みや成長の過程、多様な価値観に触れ、自分自身を見つめ直す機会を得ることができました。
これからも、自分の体と心を大切にしながら、自分らしく生きるための学びを続けていきます。